インサイドセールスツールおすすめ5選!タイプごとの機能・特徴を解説【2024年最新】

事業成長において営業活動は欠かせません。近年ではオンラインやAIを活用し、効率的かつ効果的な営業手法を導入する企業が増えています。なかでも、特に注目を集めているのが「インサイドセールス」です。しかし、インサイドセールスの成功は適切なツール選びによって左右されます。

今回の記事では、インサイドセールスの役割や目的、ツールのタイプについて詳しく解説するとともに、おすすめのインサイドセールスツールを5製品紹介します。これからインサイドセールスを始める企業はもちろん、ツールの見直しを検討している企業も、本記事を参考に新たな視点や知識の習得にお役立てください。

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目次[非表示]

  1. 1.インサイドセールスとは
  2. 2.インサイドセールスツールを導入する目的
    1. 2.1.営業効率の向上
    2. 2.2.顧客体験の改善
    3. 2.3.データ駆動型の意思決定
    4. 2.4.スケーラビリティ
  3. 3.インサイドセールスツールのタイプ
    1. 3.1.CTI/テレアポシステム
    2. 3.2.CRM(顧客関係管理)
    3. 3.3.SFA(営業支援)
    4. 3.4.MAツール
    5. 3.5.ビジネスコミュニケーション
    6. 3.6.セールスインテリジェンス
  4. 4.インサイドセールスツールの選ぶ際の4つのポイント
    1. 4.1.自社の課題や営業戦略との整合性
    2. 4.2.操作画面の使いやすさ
    3. 4.3.カスタマーサポートの有無
    4. 4.4.柔軟性・拡張性があるか
  5. 5.おすすめのインサイドセールスツール5選
    1. 5.1.List Navigator.
    2. 5.2.HubSpot
    3. 5.3.eセールスマネージャー
    4. 5.4.List Finder
    5. 5.5.bellFace
  6. 6.インサイドセールスツールの選定はキューアンドエーにお任せください


インサイドセールスとは

インサイドセールスとは、一言でいえば内勤営業のことです。見込み顧客に対して、電話やメール・ビデオチャットなどのオンラインツールを介して商品やサービスの提案につなげる営業スタイルを指します。

従来営業活動の主流だった訪問型の外勤営業(フィールドセールス)と異なり、インサイドセールスは直接訪問や対面での商談はおこなわず、あくまでも遠隔で顧客にアプローチすることが特徴です。

インサイドセールスはオンラインツールの普及や、コロナ禍の影響により近年急速に普及しています。とりわけリモートでの営業活動を可能にしたことで、営業エリアを物理的な制約から解放し、営業活動の効率化や営業生産性の向上をもたらします。


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インサイドセールスツールを導入する目的


インサイドセールスツールを導入する目的は、企業の営業プロセスを強化、リードジェネレーション(見込み顧客創出)や顧客管理、顧客満足度の改善などが挙げられます。具体的なツール導入の目的とメリットを解説します。


営業効率の向上

インサイドセールスツールは、繰り返しのタスクを自動化し、営業チームがより重要な営業活動に集中できるようにします。例えば、フォローメールの自動送信、顧客情報の自動収集など、手作業でおこなうと手間と時間がかかるタスクをツールが自動化してくれます。

営業担当者は空いた時間を使って、顧客の課題解決につながる提案を検討することや、付加価値の高い対応をおこなうことが可能です。


顧客体験の改善

インサイドセールスツールを導入することで、顧客の詳しい情報や過去の取引データを一括管理します。それによって、営業担当者が顧客のニーズと関心に合わせて最適な提案を提供できるようにします。

従来の営業活動では、前任担当者が顧客から得た情報が退職や異動によって充分な引き継ぎがなされず、取引が終了してしまうケースがありました。しかし、CRMなどのツールを導入すれば、いつ・誰と・どのような会話をしたかといった履歴がすべて残るため、顧客との関係性を保つことが可能です。


データ駆動型の意思決定

インサイドセールスツールでは、営業活動上のデータ収集・分析を可能にします。例えば、コール数・商談数・成約率などを可視化することで、営業プロセス上の課題を特定することや、どの顧客セグメントが最も反応が良いのかなどを定量で把握できます。

従来型の営業でありがちだった「経験や勘」といった肌感覚ではなく、データに基づいた意思決定をおこなうことができます


スケーラビリティ

自社の企業規模や売上など、ビジネスが成長するにつれて営業体制の変化が求められます。営業部門が大きくなった場合でも、経営陣やマネージャーは営業活動状況をリアルタイムに把握し、スピーディな意思決定が求められます。

インサイドセールスツールは、機能の拡張や設定を柔軟に変更できるため、ビジネスの成長に伴う営業活動の増加を効率的に管理するためのスケーラビリティを提供します。


インサイドセールスツールのタイプ

一言でインサイドセールスツールといっても、さまざまなタイプがあります。それぞれ異なる機能や特徴を持っていますが、共通してインサイドセールスの効率とパフォーマンスを向上させる目的で設計されています。

ここでは主なインサイドセールスツールのタイプについて解説します。どういった目的でインサイドセールスツールを導入したいのか?という観点で参考にしてください。


CTI/テレアポシステム

CTIツールは、コンピュータと音声電話システムを統合したツールを指します。CTIを導入することで、営業チームの効率性と生産性向上を目指します。CTIツールは、着信コールの自動ポップアップ、クリックして発信、自動コール記録、リアルタイムの通話分析など、さまざまな機能を提供します。

例えば、CTIの一種である「テレアポシステム」では、顧客リストの電話番号に自動的に発信することが可能です。これにより、営業担当者は自動的に次の通話に移行するため、接触数を効率的に増やすことができます。


CRM(顧客関係管理)

CRMツールは、顧客とのすべてのやりとりを記録し、管理するのに役立つツールです。インサイドセールス担当者は、顧客との過去の取引データや接触履歴を参照することで、より最適化された情報提供や提案につなげることが可能になります。

例えば、名刺管理機能を持つCRMツールを使えば、スマートフォンアプリや専用端末から名刺データを瞬時に読み取り、正確にデータ化します。それにより社内で名刺データを共有したり、誰と誰がつながっているかを把握できたりします。


SFA(営業支援)

SFAツールは、営業チームの活動をサポートし、生産性向上および営業プロセスの効率化を実現するツールです。見込み顧客管理、営業活動管理、売上予測、営業チームのパフォーマンス分析など、さまざまな機能を提供します。

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MAツール

MAとは「マーケティング・オートメーション」のことで、すなわち営業タスクの自動化を可能にするツールです。例えば、Eメールの送信、フォローアップ、データ入力といった、従来営業担当者が手作業でおこなっていた繰り返しタスクを自動化し、営業プロセスの効率性を大幅に向上させます。

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ビジネスコミュニケーション

ビジネスコミュニケーションツールは、顧客とのコミュニケーションを効率化するオンラインサービスを指します。例えば、コロナ禍で急速に普及したZoomをはじめとしたWeb会議ツールや、Eメールよりもカジュアルにメッセージのやり取りができるビジネスチャットツールなどが挙げられます。

従来の営業活動でメインだった電話やEメールだけではなく、あらゆる通信手段を通じて顧客とつながりを強化し、円滑なコミュニケーションを実現します。


セールスインテリジェンス

セールスインテリジェンスは近年急速に成長している分野です。人工知能(AI)とシステムが連動し、インターネット上に公開されている情報を自動収集し、自社の製品・サービスにニーズがある見込み顧客を提示してくれます。

その他にも、業界の動向、競合他社の動き、市場の見通しなど、営業活動を成功させるための重要な情報を提供してくれるので、営業生産性の向上が期待できます。


インサイドセールスツールの選ぶ際の4つのポイント

インサイドセールスツールには数多くの種類が存在するため、自社の課題や目的に合ったツールを検討する必要があります。また、担当者のITリテラシーを含めて、正しく使いこなせるかという視点も念頭に置くことが大切です。

インサイドセールスツールを選ぶ際のポイントを4つ解説しますので、導入を検討する際の参考にしてください。


自社の課題や営業戦略との整合性

インサイドセールスツールには、目的ごとにさまざまなツールがあります。インサイドセールスツールを選ぶ際は、そのツールが自社の課題や営業戦略に適合しているかどうかを判断することが重要です。

各ツールが提供する価値や機能を理解し、自社の目標達成にどのように貢献するのか充分に検討する必要があります。


操作画面の使いやすさ

インサイドセールスツールは、インサイドセールス部門の担当者全員が使いこなせるものを導入しましょう。いくら機能が充実していて自由度が高いツールであっても、「操作が難しい」と感じられてしまえば、営業現場では浸透しません。

特に新しいツールを導入する場合、担当者がそのツールを効率的に使えるようになるまでに一定の期間を要します。担当者のITリテラシーにもよりますが、インサイドセールスツールをはじめて利用する場合は、UI(ユーザーインターフェース)が優れていて、直感的に操作できるツールがおすすめです。


カスタマーサポートの有無

インサイドセールスツールには、さまざまな機能が備わっているため、それらを充分に使いこなすためにはマニュアルを見て学習したり、カスタマーサポートにアドバイスを求めたりすることが大切です。

また、ツールの利用中に問題や不具合が発生する可能性もゼロではないため、サポート体制がどのようになっているかあらかじめ確認することが大切です。例えば、電話やメールだけではなくチャットにも対応しているか、対応可能時間帯・曜日などを確認しましょう。


柔軟性・拡張性があるか

ビジネスが成長するにつれて、そのニーズも変わります。選択するツールは将来的な成長と変化に対応できる柔軟性と拡張性が求められます。インサイドセールスツールがビジネスの拡大に対応できるかどうかを確認するためには、そのツールがどの程度カスタマイズ可能であるか、またアップグレードや追加機能の導入が容易かどうかを評価することが重要です。


おすすめのインサイドセールスツール5選

2023年最新のおすすめインサイドセールスツールを5つ紹介します。紹介するサービスは以下の通りです。続いてサービスの詳細を解説するので、自社の課題に合った機能を提供する製品をチェックしてみてください。


製品名
種別
特徴
List Navigator.
テレアポシステム

・アウトバウンドを自動化するコールシステム

・顧客やシナリオに合わせた架電スタイルを提供
HubSpot
CRM/MA

・ビジネス成長にあわせて拡張できる

・豊富な機能を無料から利用可能
eセールスマネージャー
SFA/CRM

・一度の情報入力で全てに反映

・営業活動状況が直感的に分かるUI
List Finder
MA

・見込み客のサイト内行動が把握できる

・アプローチタイミングを自動でお知らせしてくれる
bellFace
ビジネスコミュニケーション

・電話で通話しながら画面を共有

・アプリインストールや設定が不要


List Navigator.

(出典:List Navigator.

List Navigator.(リストナビゲーター)は、営業手法に合わせて架電効率を最大化するクラウド型アウトバウンドコールシステムです。5つの架電スタイルを提供し、顧客やシナリオに応じた通話戦略を実装できます。

最大5倍の架電率を実現するプレディクティブコールに対応し、営業チームは在宅率を気にせずにアウトバウンドコールを積極的におこなえます。全通話録音やリスト管理などの機能を搭載し、データ可視化により業務改善のPDCAサイクルをサポートします。


HubSpot

(出典:HubSpot


HubSpot(ハブスポット)は、SFA、クラウド電話システムなど、他の多様なツールと接続可能で、統合的な営業活動を支援します。豊富な機能を無料から使えるうえに、有料プランを利用すればHubSpotのMAツールとも連携できます。

これにより、顧客とのエンゲージメントを深化させる戦略的な施策を、より効率的かつ効果的に遂行可能となります。HubSpotは、顧客関係管理からエンゲージメントの強化、そして営業成果の向上まで、幅広いインサイドセールスの活動を一元的に支援するツールと言えるでしょう。


eセールスマネージャー

(出典:eセールスマネージャー

eセールスマネージャーは、情報の一括入力・反映が可能なCRM/SFAツールです。日本の営業文化に特化し、リモートワークを含む多様な営業スタイルを支援します。

3つのプランからニーズに応じて選択可能で、導入から定着までのサポートも充実しています。顧客管理機能が豊富で、情報共有を効率化し、マルチデバイス対応により時間や場所を問わず運用できます。これらの特性により、現代の営業の多様化に対応する優れたツールといえるでしょう。


List Finder


(出典:List Finder

ListFinderはインサイドセールスを強化するツールです。自社製品に関心のある顧客を特定しやすく、アクセス解析機能で閲覧情報を把握します。また、優先リード通知機能で顧客のサイト訪問をリアルタイムに把握し、アプローチのタイミングを自動で通知します。

さらに、一斉メール配信機能を活用すれば、大量の顧客に対して一度にアプローチが可能となるため、既存顧客のアフターフォローや休眠顧客の掘り起こしを効率的におこなえます。


bellFace

(出典:bellFace

bellFaceはインサイドセールスを効率化するWeb会議システムです。電話で通話をおこないながら画面を共有するため、相手先のネット接続環境やITリテラシーに差がある場合でも、容易に接続可能です。オンライン名刺交換、資料の動機操作、議事録の共有機能などが搭載されているため、臨場感のあるオンライン商談を実現します。

さらに、会議や商談の内容を自動的に録画・録音し、振り返りや改善のためのデータ化を可能にする点が特徴です。これらの特性により、インサイドセールスの効率化と営業生産性の向上に大いに貢献します。


インサイドセールスツールの選定はキューアンドエーにお任せください

インサイドセールスツールを導入することで、ビジネスの効率性とパフォーマンスの向上に貢献します。今回紹介したツールはあくまでも一部ですので、ツール導入を検討する際は、自社の課題や目的に合わせて、機能、料金プラン、サポート体制を比較しながら、候補を絞っていくことが重要です。本記事で紹介した選び方のポイントやツールの例を参考に、自社に適したツールを見つけてください。

また、インサイドセールスの導入や運用にお悩みの場合は、当社キューアンドエーが支援いたしますので、お気軽にご相談ください。インサイドセールスツールの選定、導入サポートや利用促進はもちろん、インサイドセールスチームの体制整備や営業プロセスの課題特定から改善策の検討まで、幅広く対応可能です。特に、BtoB営業の業務を網羅的に対応できるので、まずはお気軽にご相談ください


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キューアンドエー株式会社   坂倉 秀太
キューアンドエー株式会社   坂倉 秀太
複数のコンタクトセンター責任者を経て、キューアンドエーに2018年中途入社。 ICT(「情報通信技術」)に特化したコンタクトセンターとオンサイトサポートをメインに、大手クライアントのインサイドセールスプロジェクト責任者としてデジタル基盤から体制までを一から立ち上げる。 中期計画にて自社事業、提供サービスの展望を望み、 セールス領域で他企業と差別化できるデジタルマーケティング、 インサイドセールス確立を見据えプロジェクトを推進している。

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