【成果不振からの脱却】インサイドセールスの成果向上と成功に導くための4つのチェックポイント

デジタル化が進展し、市場競争が激化する現代において、潜在顧客への迅速なアプローチは企業が成功への道を切り拓くための鍵となっています。多くの企業がインサイドセールスを顧客獲得戦略として取り入れていますが、期待した成果が得られていない企業も少なくありません。
 
本記事では、インサイドセールスの成果が停滞している企業に向けて、成果を向上させるための4つの重要なチェックポイントと、具体的な改善策を提供します。インサイドセールスの成果を向上させたい企業の担当者さまは、ぜひご覧になってください。


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目次[非表示]

  1. 1.インサイドセールスの成果向上に必要な「4つのチェックポイント」
  2. 2.【チェックポイント①】インサイドセールスの現状分析
    1. 2.1.① 現在のインサイドセールスの座席数
    2. 2.2.② インサイドセールス導入からの経過時間と進捗確認
    3. 2.3.③ インサイドセールス導入による効果の測定
  3. 3.【チェックポイント②】インサイドセールス運用状況の評価
    1. 3.1.① 推進者の有無と役割の確認
    2. 3.2.② KPIの設定とアプローチ数の管理
    3. 3.3.③ PDCAサイクル実施状況の確認
  4. 4.【チェックポイント③】運用体制の見直しとメンバー育成の強化
    1. 4.1.① 運用体制の見直し
    2. 4.2.② メンバー育成とトレーニング状況の評価
  5. 5.【チェックポイント④】外注パートナーとの連携評価
    1. 5.1.① 外注パートナーを導入した目的の再確認
    2. 5.2.② 外注パートナーの活用領域と成果の評価
    3. 5.3.③ 外注パートナーの目標達成の評価
  6. 6.インサイドセールス成果向上の解決策:専門家によるアセスメントの活用
  7. 7.まとめ:専門家の力を借りてインサイドセールスを成功させよう

インサイドセールスの成果向上に必要な「4つのチェックポイント」

インサイドセールスを導入しても成果が上がらないときは、まず「現状分析」から手をつけることが大切です。その後、「運用状況の評価」、「運用体制の見直しとメンバー育成の強化」、そして「外注パートナーとの協働の見直し」といった4つのステップを踏んでいくことが効果的です。
 
このステップを通じて、インサイドセールスの成果を妨げている根本的な問題を明らかにし、適切な改善策を導き出すことができます。次のセクションでは、各チェックポイントで検討すべき具体的な内容を紹介します。



【チェックポイント①】インサイドセールスの現状分析

インサイドセールスの成果を正確に測定するためには、まずは現状の徹底的な分析が必要です。現状を正しく把握するための確認ポイントは、以下の通りです。


① 現在のインサイドセールスの座席数

まず、組織内のインサイドセールスチームの座席数を確認します。この数値を把握することで、現在のリソースが「設定された目標の達成」に適切かどうかを評価することができます。座席数が多ければ、より多くのリードに対応する能力がありますが、その数に見合った適切な管理と効果的な成果のバランスが重要になります。


② インサイドセールス導入からの経過時間と進捗確認

インサイドセールスを導入してからどれくらいの時間が経過したかを把握し、その期間を通じて「チームの成熟度」や「プロセスの確立」がどれだけ進んだかを確認します。インサイドセールスの効果が顕著に現れるまでには、一定の期間が必要です。導入からの経過時間を確認することで、現在の成果が導入当初に設定した期待値に達しているか、あるいはさらなる改善が必要かを評価できます。


③ インサイドセールス導入による効果の測定

インサイドセールス導入によって得られた成果を振り返ります。成果には、「リードの質の向上」、「受注率の改善」、「営業サイクルの短縮」、「顧客関係の深化」など、さまざまな側面があります。さらに、「業務プロセスの効率化」や「チーム生産性の向上」も、インサイドセールスが価値ある投資であったかを評価する重要な指標になります。


【チェックポイント②】インサイドセールス運用状況の評価

インサイドセールスの成果を最大化するためには、運用状況の定期的な評価が欠かせません。運用状況を適切に評価するためのチェックポイントは、以下の通りです。



① 推進者の有無と役割の確認

インサイドセールスを成功に導くには、推進者の存在が不可欠です。推進者が中心となり、戦略の実施、チームのモチベーション向上、問題解決の支援をおこない、組織内でインサイドセールスの価値を広めます。推進者の存在を改めて確認し、適切な位置づけと役割が与えられているかを評価しましょう。


② KPIの設定とアプローチ数の管理

インサイドセールスの運用状況の評価と改善において、「KPIの明確な設定」と「アプローチ数の適切な管理」が重要です。リード獲得数や受注率といった指標を用いて、目標達成度を定期的に評価します。KPIの設定と追跡方法を定期的に見直して、運用の効率化に努めることで、インサイドセールスの効果を最大化できます。


③ PDCAサイクル実施状況の確認

インサイドセールスの持続的改善と成長を促進するためには、PDCAサイクル(計画、実施、評価、改善)の運用が欠かせません。このサイクルを実行し、戦略の柔軟性と適応性を維持することで、目標達成につながります。PDCAサイクルの運用を定期的にレビューし、問題発見時に速やかに改善措置を施すことが、インサイドセールス成功の重要なステップとなります。


【チェックポイント③】運用体制の見直しとメンバー育成の強化

インサイドセールスを成功に導くためには、運用体制の見直しとチームメンバーの継続的なスキルアップが不可欠です。以下のチェックポイントを確認してみましょう。


① 運用体制の見直し

インサイドセールスの運用には、完全内製、ハイブリッド(内製と外注の併用)、完全BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)などの選択肢があります。現在の運用体制と将来目指す体制を明確にし、目標達成に向けたリソース配分や体制を再検討します。自社のリソース、専門知識、市場状況を総合的に評価し、最も適した運用モデルがどれかを選択します。


② メンバー育成とトレーニング状況の評価

インサイドセールスチームの継続的な成長と成功を支えるには、メンバーの育成とスキルアップが必須です。チームメンバーの能力を継続的に高めることで、企業のインサイドセールス効率と成果が全体的に向上します。チェックポイントとして、「トレーニングプログラムが定期的に実施されているかどうか」と「育成プログラムがチームの専門知識と技術スキルの向上にどのように貢献しているか」を定期的に確認し、評価することが重要です。


【チェックポイント④】外注パートナーとの連携評価

外注パートナーの選択および協力は、インサイドセールス戦略を成功させる上で不可欠な要素といえます。外注パートナーに関するチェックポイントは、以下の通りです。



① 外注パートナーを導入した目的の再確認

外注パートナーを導入する主な理由には、「立ち上げ時の支援の必要性」、「運用リソースの不足」、「社内での推進力の不足」、「特定の専門スキルが必要な施策実施」などが挙げられます。外注パートナーを活用することでこれらの課題を改善し、インサイドセールスの効率化と専門性を高めることができます。外注パートナーの導入目的を定期的に見直し、目標達成度を踏まえてパートナーシップの関係を再評価することが重要です。


② 外注パートナーの活用領域と成果の評価

外注パートナーは、「コンサルティング」、「新規顧客開拓」、「リードナーチャリング」、「フィールドセールスへのリード引き渡し」といった幅広い領域を受け持ちます。外注パートナーからの成果を検証し、その効果を定量的および定性的に評価することが重要です。活用した領域と得られた成果を分析し、その結果から外注戦略の改善点を特定します。


③ 外注パートナーの目標達成の評価

外注パートナーとの協力においては、共同で設定した目標の達成度を評価することが大切です。一般的な目標には、「新規リードの獲得」、「売上増」、「市場展開の加速」、「特定のスキルを持つ人材の獲得」などがあります。外注パートナーとの連携で得られた成果を明確にし、その効果を分析することで、インサイドセールスの成功に必要な持続的な改善策を特定します。


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インサイドセールス成果向上の解決策:専門家によるアセスメントの活用

自社でのチェックポイント全体の評価が困難な場合、外部の専門家による評価が問題発見と解決策の特定に有効です。こうした専門家によるアセスメントを利用することで、企業は内部では見落としがちな課題を特定し、インサイドセールスの戦略と運用を最適化するための具体的な改善策を見つけ出せます。
 
専門知識と実践経験を兼ね備えた専門家と連携することは、インサイドセールス戦略の再構築と、企業の収益性と成長を促進するための貴重な機会を提供します。期待した成果を達成できていない企業は、外部専門家によるアセスメントの利用を検討することをおすすめします。


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まとめ:専門家の力を借りてインサイドセールスを成功させよう

インサイドセールスは、多くの企業にとって欠かせない顧客獲得戦略となっています。実際に期待通りの成果を上げるには、戦略の定期的な評価と改善が欠かせません。本記事で挙げたチェックポイントを確認することで、企業はインサイドセールスの運用状況を有効に評価し、隠れた課題を見つけ出すことができます。加えて、外部の専門家の知見を取り入れることで、見落としがちな問題に対処し、根本的な解決策を策定することが可能です。

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キューアンドエー株式会社   坂倉 秀太
キューアンドエー株式会社   坂倉 秀太
複数のコンタクトセンター責任者を経て、キューアンドエーに2018年中途入社。 ICT(「情報通信技術」)に特化したコンタクトセンターとオンサイトサポートをメインに、大手クライアントのインサイドセールスプロジェクト責任者としてデジタル基盤から体制までを一から立ち上げる。 中期計画にて自社事業、提供サービスの展望を望み、 セールス領域で他企業と差別化できるデジタルマーケティング、 インサイドセールス確立を見据えプロジェクトを推進している。

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