インサイドセールス担当者が読んでおきたいおすすめ本7選【2024年版】

現代のビジネスにおいて、インサイドセールスのスキルは必須となってきています。そのスキルを磨くためには、経験から学ぶことも大切ですが、先人の知識や経験を書籍から学ぶことも重要です。今回は、インサイドセールス担当者が読んでおきたいおすすめの本を7冊厳選しました。新たな視点や知識を得るためにも、ぜひご一読ください。

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目次[非表示]

  1. 1.インサイドセールスとは
  2. 2.インサイドセールスを本で学んだほうがよい理由
    1. 2.1.理論的な知識を体系的に習得できる
    2. 2.2.成功者の知見やノウハウが詰まっている
    3. 2.3.自分のペースで学習できる
  3. 3.インサイドセールスを学べるおすすめの本7選
    1. 3.1.①インサイドセールス 究極の営業術 最小の労力で、ズバ抜けて成果を出す営業組織に変わる
    2. 3.2.②インサイドセールス―訪問に頼らず、売上を伸ばす営業組織の強化ガイド
    3. 3.3.③訪問しない時代の営業力強化の教科書 営業×マーケティング統合戦略
    4. 3.4.④BtoBマーケティングの定石 なぜ営業とマーケは衝突するのか?
    5. 3.5.⑤売上が上がるフロントオフィスの設計図 営業DX・CRM/SFA・MA活用・マーケティング戦略を一気に実現させる方法
    6. 3.6.⑥デジタルインサイドセールス―最新テクノロジーによる法人営業改革の実践
    7. 3.7.⑦営業を変えるマーケティング組織のつくりかた ~アナログ営業からデジタルマーケティングへ変革する
  4. 4.まとめ


インサイドセールスとは

インサイドセールスとは、一言でいえば内勤営業のことです。主に電話やメール、ウェブ会議などを使って企業にアプローチし、ニーズの把握や情報収集をおこなうことで、見込み客を醸成します。

インサイドセールスの情報は、フィールドセールス(外勤営業)に引き渡され、課題解決に貢献する提案へとつなげていきます。また、商談が成立したあとは再びインサイドセールスが、電話やメールなどでフォローをおこない、顧客からの信頼関係を構築していく役目を持ちます。

見込み客の醸成から課題の特定までをインサイドセールス側で完結させることで、従来型の営業組織に見られた、「営業担当者の経験や勘」「闇雲な電話や訪問」といった非効率なアプローチを減らし、効率的な営業活動を可能にします。

■インサイドセールスを成功させるための戦略、適した組織にする方法 については、こちらで解説しています!
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インサイドセールスを本で学んだほうがよい理由

インサイドセールスのスキルは実践経験から磨くことが重要ですが、その基礎となる知識や考え方がなければ、そもそも何から始めれば良いかわからないでしょう。インサイドセールス関連の書籍を読むことは、他の方法では得られない利点があります。


理論的な知識を体系的に習得できる

インサイドセールスは、実戦経験だけではなく、土台となる理論的な知識や戦略的な視点も必要とする職種です。具体的な営業テクニックや対話スキルはもちろん、業界のトレンド、新しいテクノロジーの活用方法、顧客の心理など、幅広い知識が求められます。書籍を読むことで、理論的な知識を体系的に習得可能です。


成功者の知見やノウハウが詰まっている

インサイドセールスを実践するには多岐にわたる知識やスキルの習得が必要です。実践を通じて学ぶことも大事ですが、多くの企業では一定の期間内で成果を出すことが求められます。

そうした際に、本を読むことで、他の成功者や専門家の視点や知識、経験を直接学ぶことができます。その結果、失敗リスクを抑え、最短距離でのゴール達成を実現します。


自分のペースで学習できる

動画やセミナーと異なり、本は自分のペースで読み進めることができ、理解度に応じて何度も読み返すことも可能です。さらに、本格的な専門書から一般向けのビジネス書まで、幅広いレベルのものがあるため、自分のスキルレベルやニーズに合わせて選ぶことができます。


インサイドセールスを学べるおすすめの本7選

①インサイドセールス 究極の営業術 最小の労力で、ズバ抜けて成果を出す営業組織に変わる




「インサイドセールス 究極の営業術」は、Microsoft、DELL、Googleなど、世界有数の外資系企業で20年間インサイドセールスとして活躍した著者が、訪問不要で成果を倍増させるインサイドセールスの理論と実践的ノウハウをまとめた一冊です。

インサイドセールスの仕組みだけでなく、協創と自律性を重視した組織づくりやPDCAの素早い回転、自走できる人材育成のノウハウを解説。KPIマネジメントの在り方やBANTの聞き出し方もわかりやすくまとめられています。

さらに、国内外のインサイドセールス先進企業の最新事例も紹介しており、営業組織の「働き方改革」を実現したい営業マネージャーや企業経営者は必読です。


書名           
インサイドセールス 究極の営業術 最小の労力で、ズバ抜けて成果を出す営業組織に変わる
著者
水嶋 玲以仁
出版社
ダイヤモンド社
出版日
2018年12月6日
ページ数
288ページ


②インサイドセールス―訪問に頼らず、売上を伸ばす営業組織の強化ガイド


「インサイドセールス」は、セールスフォースとビズリーチのインサイドセールス部門を作り上げた茂野氏が、インサイドセールスの立ち上げから運用までの知識や実践的な方法を紹介しています。

本の構成は、基礎知識から始まり、立ち上げ方法、オンライン商談テクニック、チームマネジメント、他部門との連携まで、具体的な行動レベルに落とし込んでいるため、実践スキルが身につくことでしょう。

インサイドセールス部門の立ち上げを考えている経営層はもちろん、チームリーダーやメンバーにもおすすめです。また、非対面での営業手法に興味がある人や、インサイドセールスの転職を考えている人にも役立つ内容となっています。


書名          

インサイドセールス――訪問に頼らず、売上を伸ばす営業組織の強化ガイド

著者
茂野 明彦
出版社
翔泳社
出版日
2020年12月9日
ページ数
294ページ


③訪問しない時代の営業力強化の教科書 営業×マーケティング統合戦略


「訪問しない時代の営業力強化の教科書 営業×マーケティング統合戦略」は、株式会社セールスフォースドットコムと株式会社パーソル総合研究所の共著による、まさに営業の参考書ともいえる一冊です。

この本では新型コロナウイルスの影響などで急速に進んだオンライン化や、変化する営業とマーケティングの在り方に焦点を当て、的確な施策を選択するためのノウハウがまとめられています。

営業戦略、営業マネジメント、営業スキルアップ、営業人材育成、SFA、MA、インサイドセールス、カスタマーサクセス、マーケティング、統合戦略に向けたロードマップなどのテーマを200点の図解で解説されているため、より体系的に理解を深めることが可能です。

SFAやMAを使いこなす方法、リードの増加、Webサイトの活用、営業とマーケティングの連携、営業スキルの育成など、さまざまな課題を持つ方におすすめの一冊です。


書名          
訪問しない時代の営業力強化の教科書 営業×マーケティング統合戦略
著者
株式会社セールスフォース・ドットコム、株式会社パーソル総合研究所、渥美 英紀
出版社
翔泳社
出版日
2021年5月19日
ページ数
243ページ


④BtoBマーケティングの定石 なぜ営業とマーケは衝突するのか?


「BtoBマーケティングの定石」は、デジタルマーケティングの専門家である垣内勇威氏が、BtoBマーケティングの課題を整理し、勝ちパターンを示す一冊です。

社内調整から始まり、人材選びや組織作り、質の良いリードや営業を生み出す方法、そして効果的なコンテンツ作りまで幅広く解説しています。著者の豊富な経験に裏付けされた独自の視点と鋭い切り口は、営業経験やマーケティング歴が浅い方はもちろん、経験豊富な責任者クラスにも新たな発見や気づきをもたらすでしょう。

この本では、「顧客に価値を提供する」理想を追求するためのロードマップを描き出し、施策を実行する組織の作り方から動かし方まで強力にサポートしてくれるため、デスクの脇に置いておきたいおすすめの1冊です。


書名        
BtoBマーケティングの定石 なぜ営業とマーケは衝突するのか?
著者
垣内 勇威
出版社
日本実業出版社
出版日
2022年12月1日
ページ数
322ページ


⑤売上が上がるフロントオフィスの設計図 営業DX・CRM/SFA・MA活用・マーケティング戦略を一気に実現させる方法


「売上が上がるフロントオフィスの設計図」は、営業の効率化を目指す企業にとってのバイブルともいえる一冊です。非効率な営業活動や営業環境をどう改善するか、ITを駆使した「営業の仕組み化」を解説しています。

特に、未だ「勘と手作業と非効率」が支配的な中小企業の営業活動の効率化に焦点を当てています。著者の本間卓哉氏は、IT顧問として多くの中小企業のITツール導入をサポートし、自身も経営者として活躍。営業DXの実現方法を具体的に解説し、自社事例を交えながら、わかりやすく指南します。

経営戦略、見込み管理、顧客へのおもてなし、中小企業の営業DXなど、営業効率化に必要な知識が詰まった一冊です。


書名               
売上が上がるフロントオフィスの設計図 営業DX・CRM/SFA・MA活用・マーケティング戦略を一気に実現させる方法
著者
本間 卓哉
出版社
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
出版日
2022年7月29日
ページ数
232ページ


⑥デジタルインサイドセールス―最新テクノロジーによる法人営業改革の実践


「デジタルインサイドセールス」では、AIを中心にデジタルテクノロジーを用いたインサイドセールスの実践法を紹介しています。著者の吉田融正氏は、IBMやシーベル・システムズなど大手企業での営業責任者としての経験を持つインサイドセールスの第一人者です。

この本では、欧米と日本におけるインサイドセールスの進化、導入ステップ、デジタル化による強化方法、導入事例を交えてわかりやすく詳述しています。特にデジタルインサイドセールスの4つのテクノロジーと、IT企業が目指した売上前年比120%達成への挑戦は見逃せません。人材不足が深刻化する現代の営業戦略に新たな視点を提供します。


書名         
デジタルインサイドセールス―最新テクノロジーによる法人営業改革の実践
著者
吉田 融正
出版社
ダイヤモンド社
出版日
2017年12月7日
ページ数
221ページ


⑦営業を変えるマーケティング組織のつくりかた ~アナログ営業からデジタルマーケティングへ変革する


「営業を変えるマーケティング組織のつくりかた」は、従来型の営業手法から脱却を目指す営業マネージャーや、マーケティング部門に配属されたばかりの担当者に向けた営業変革の指南書です。

デジタルマーケティングの第一人者である上島千鶴氏が、昭和型のKKD(勘、経験、度胸)セールスからデジタルを活用したマーケティング型組織への変革方法を明らかにしています。この本では、「マーケティング組織5世代モデル®」を提唱し、それぞれの世代で取り組むべき課題や戦略を具体的に解説しています。

また、この本はデジタル時代に対応した仕事の在り方を模索しているビジネスマンが、将来のキャリア設計を考える機会としてもおすすめしたい一冊です。

書名             
営業を変えるマーケティング組織のつくりかた ~アナログ営業からデジタルマーケティングへ変革する
著者
上島 千鶴
出版社
技術評論社
出版日
2021年3月19日
ページ数
247ページ


まとめ

インサイドセールスは、デジタル化が進む現代社会において、ますますその重要性が増しています。しかしながら、インサイドセールスは従来型の営業活動と大きく異なり、営業オペレーションの構築や戦略立案、営業プロセスごとの継続的な検証と改善のサイクルなどが欠かせません。

特に従来型の営業組織がインサイドセールスに着手する場合、根本的に体制を見直す必要があるため、正しい知識とノウハウが必要です。そのため、まずは書籍を通じて全体像の理解を得ることや、自社と近い企業の成功事例を知ることが大切です。

本記事で紹介した書籍をぜひ活用し、インサイドセールスの知識とスキルを磨いていきましょう。

当社ではインサイドセールスの専門家がコンサルティングして、運用を支援し、営業改革をします。まずは、お気軽にご相談ください!


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キューアンドエー株式会社   坂倉 秀太
キューアンドエー株式会社   坂倉 秀太
複数のコンタクトセンター責任者を経て、キューアンドエーに2018年中途入社。 ICT(「情報通信技術」)に特化したコンタクトセンターとオンサイトサポートをメインに、大手クライアントのインサイドセールスプロジェクト責任者としてデジタル基盤から体制までを一から立ち上げる。 中期計画にて自社事業、提供サービスの展望を望み、 セールス領域で他企業と差別化できるデジタルマーケティング、 インサイドセールス確立を見据えプロジェクトを推進している。

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