介護業界の人事評価制度の導入成功事例。人事支援サービスを活用し、人材不足・人材確保の問題を解決【経営者必見!】

介護業界では、多くの介護サービス事業所が厳しい経営環境の中で営業を続けており、特に中小規模の事業所では「質の高い人材の確保」が急務な状況です。人材確保につながる有効な解決策として、いま介護業界で注目を集めているのが「人事評価制度の導入」と「人事支援サービスの活用」です。
 
昨今、介護職員の離職を回避し、優秀な人材を獲得するために人事評価制度を導入する企業が増えています。人事制度導入のノウハウを持たない介護サービス事業者にとって頼りになるのが、外部コンサルによる「人事機能の企画・設計・導入サポート」です。
 
本記事では、介護業界における「人材不足の現状と課題」と「外部コンサルを活用した人事制度導入の成功事例」を紹介します。介護業界で人材不足に悩み、解決策をお探しの方はぜひご覧ください。


■「介護業界における課題」や「人事制度導入が必要となる理由」「人事制度導入のメリット・デメリット」について解説した記事はこちらです!
介護業界注目の人事評価制度改革:介護職員・介護士・ケアマネの離職を回避し、労働意欲を高める人事制度を導入しよう

  介護業界注目の人事評価制度改革:介護職員・介護士・ケアマネの離職を回避し、労働意欲を高める人事制度を導入しよう 日本の高齢化に伴い介護業界は拡大しています。しかし、人手不足が深刻でサービス品質への影響も懸念されます。この問題に対し、人事評価制度の導入が注目されています。本記事ではなぜ人事評価制度の導入が必要なのか、メリット・デメリット、適切な導入方法について解説します。 DIGINEXT


目次[非表示]

  1. 1.介護業界の現状と課題
  2. 2.人材採用と人材育成における「人事評価制度の重要性」
  3. 3.人事評価制度の導入成功のカギを握るのは「外部コンサルサービスの活用」
  4. 4.外部コンサルサービスを活用した「介護業界における人事評価制度の成功事例」
    1. 4.1.はな様が人事支援サービスを検討した背景
    2. 4.2.人事支援サービス導入前の課題と解決するための施策
    3. 4.3.人事支援サービスの導入効果
    4. 4.4.今後の取り組みについて
  5. 5.介護業界の人事評価制度導入には「人事支援サービス」を活用しよう


介護業界の現状と課題

介護業界は、人手不足が顕著な分野として知られています。日本の高齢化が進む中で、必要とされる介護人材の数は増加する一方です。介護の現場で、人材不足や人材確保に悩みを抱える介護事業者は多いでしょう。特に訪問介護や訪問看護の業界は中小の事業者が主体であり、人材不足はより深刻な問題となっています。
 
深刻化する人材不足の背後には、「人材採用の難しさ」や「給与・待遇の低さ」などいくつもの課題が存在します。大手の事業者は広告・宣伝活動や就職フェアへの参加など、さまざまな手法で人材確保の対策をおこなう一方で、中小規模の事業者は予算的に多額の広告費用を投じるのは難しく、人材を集めにくい状況が続いています。


人材採用と人材育成における「人事評価制度の重要性」

介護事業者が抱える人材不足の解決策となるのが、「人事評価制度の導入」です。人材不足を解決するには「新たな介護人材の採用」と、所属している介護人材の「スキルアップ」や「モチベーション維持」が欠かせません
 
たとえば介護業界の人材採用の場面で、大学病院などで働かれていた方が転職を希望されたとします。大学病院など「福利厚生」や「会社規定」がしっかりしている所から転職する場合、転職先に同じような体制が用意されていないと、その事業所は選ばれにくくなります。人事評価制度が整っていないことで、優秀な人材を採用できる機会を損失してしまうのです。

また介護人材の高い離職率は、給与や業務内容だけでなく「公平でない評価制度」にも原因があります。同じ待遇で頑張る介護職員とそうでない介護職員がいる状況では、努力を続ける意欲が低下します。特に介護の現場は感情的な負担も大きいため、このような中で働く介護職員が正当な評価を受け、成長するための支援や仕組みを作ることが欠かせません。

介護職員一人ひとりの頑張りを正しく評価し、その結果を待遇に反映させることで、介護職員のモチベーションアップや業務への前向きな取り組みが期待できます。効果的な人事評価制度を導入することで、事業所と介護職員の良好な職場環境を築き「魅力的な職場の地位」を確立することができるのです


■中小企業における人事評価制度の実態や必要性、導入のタイミングや方法については、こちらで解説しています!
中小企業の人事評価制度とは?導入率や作り方、人事課題などを紹介

  中小企業の人事評価制度とは?導入率や作り方、人事課題などを紹介 中小企業の経営者や人事担当者にとって、従業員の定着やパフォーマンス向上に向けた取り組みをどのように進めるべきか悩みを抱える方も多いでしょう。本記事では、中小企業における人事評価制度の実態や必要性、導入のタイミングや方法などを詳しく紹介します。 DIGINEXT


人事評価制度の導入成功のカギを握るのは「外部コンサルサービスの活用」

しっかりとした人事評価制度の確立は、企業のブランド力を強化し、独自性を高める要素になり得ます。また、介護人材が満足できる人事評価制度が整っていることで、人材採用時に有利に働きます。人材不足の解決策として人事評価制度を導入したいものの、社内の人材では知識が乏しく、適切な人事評価制度の設計や運用が難しい場合もあるでしょう。
 
また人事評価制度を導入する場合には、労働基準監督署への提出手続きが必要になるため、すべての作業を自社だけでおこなうのはハードルが高いといえます。そこで「外部の専門家のサポート」を得ることをおすすめします。人事機能の導入ノウハウを持つ外部のコンサルティングサービスを活用することで、人事評価制度の導入をスムーズに実現できます


■あわせて読まれている資料
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外部コンサルサービスを活用した「介護業界における人事評価制度の成功事例」

介護業界で外部コンサルサービスを活用し、人事評価制度の導入に成功した事例を紹介します。人事支援のコンサルサービスを提供するキューアンドエーは、訪問看護・訪問介護の事業を手掛ける「株式会社はな様」に人事評価制度を導入し、「最適な人事制度の設計・運用定着」と「従業員の理解度・満足度の向上」に貢献しています。
 
株式会社はな様(以降の表記「はな様」)は、葬祭業からスタートし、現在は健康をサポートする整体・鍼灸や、パーソナルトレーニングジム、さらには生活のサポートとして訪問看護・訪問介護・訪問診療といった多岐にわたるサービスを提供している企業です。


はな様が人事支援サービスを検討した背景

はな様は自社の提供サービスの幅を広げていく中で、従業員数も徐々に増加。30人を超えるスタッフが在籍するようになった時点で、既存の社内規定のみでは十分な対応が難しくなってきました。事業が拡大し、企業として更なる成長を目指す上で「新たな社内規定の整備や改善」が急務となっていたのです。
 
はな様は目標として、人事制度を含むバックオフィスについて「300人体制の基盤づくり」を視野に入れていました。しかし、日々の業務が忙しい中で、自社だけでこの問題に取り組むのは難しい状況でした。専門的な知識や視点が必要なため、一度社労士に依頼して規定の作成を試みましたが、はな様独自の特性やニーズを的確に捉えられず、適切な制度設計や運用が困難でした。

そこで、従来から取引関係のあったキューアンドエーに人事評価制度の導入を相談。キューアンドエーは、はな様から訪問看護のコールセンター業務を受託しており、サービスの対応や品質に高い評価を頂いていました。提供するサービスに信頼感があったことが決め手となり、キューアンドエーの人事支援サービスを活用し、二人三脚で人事評価制度の導入に取り組むことになりました。


人事支援サービス導入前の課題と解決するための施策

はな様は多くの専門職を抱えており、それぞれの事業部に独自のルールや文化が根付いています。新しい事業やサービスを展開するたびに、それに合わせたルールの設定が必要になるため、一貫した方針や制度を作るのは容易ではありません。これらの現状を踏まえて、自社の特性や文化を理解してもらい、適切な人事評価制度の導入ができるかがはな様の懸念事項でした。
 
そこでキューアンドエーは、初めに現在の社内規定や制度をしっかりと評価。そして、その評価を基に、新たな規定の設置や既存規定の見直しをおこないました。本作業を進める過程でキューアンドエーは、「従業員向けの説明資料の作成」や「導入説明会の開催」などを実施。本取り組みがはな様にとって非常に役に立ち、「新たな気づき」を得ることにつながったのです
 
従来はな様では、社内規定の作成や改定は、主に上層部や人事部との協議を基におこなわれていました。しかし、キューアンドエーとの取り組みの中で、新しい規定の導入や改定にあたっては「従業員の声や現場の意見も大切にしなければならない」と実感。特に新規定の導入や変更時には「従業員の理解」や「受け入れ」が必要で、その過程におけるコミュニケーションがとても大切であると気づきがあったのです。


人事支援サービスの導入効果

人事支援サービスを活用することで、はな様は単に規定の整備だけでなく、会社の独自性や特色を理解した上での具体的なアドバイスやサポートを受けることができました。この取り組みにより、従業員の人事評価制度の納得度や理解度が向上し、導入後の制度運用が軌道に乗っています。
 
また同業界の中小企業の中で、人事評価制度の体制がしっかり整った企業が少ないため、人事評価制度の導入によって「競合他社に対する優位性」を確立できました。専門性の高い業界において、優秀な人材を獲得するための強みとなっています


今後の取り組みについて

はな様はキューアンドエーとの取り組みを通じて、「社内のコミュニケーション」や「組織文化の再確認」の大切さを実感されました。今後はこの経験を活かして、更なる組織の発展と従業員の満足度向上を目指していきます。
 
また、介護業界の競争が激化する中で、従業員が安心して働ける環境を提供することが企業の強みとなると確信されています。そのためキューアンドエーとの連携をより深め、継続的な人事支援サービスのサポートを受けつつ、「はな様独自の価値」をさらに高めていく予定です。


■はな様の「人事制度まるごとアシスト」導入事例は、こちらからお読みいただけます!
規模拡大を見据えて社内規定と人事評価制度を整備 現場に寄り添う支援でスムーズな運用に(株式会社はな様)

  社内規定と人事評価制度を整備、現場に寄り添う支援でスムーズな運用に【株式会社はな 様】|DIGINEXT 人事制度まるごとアシストサービスをご利用いただき、企業規模拡大を見据えた社内規定と、人事評価制度を整備いただきました。はな様の業種・職種・文化に合わせ現場に寄り添う支援でスムーズな運用で徹底した伴走支援を実施。制度がスムーズにスタートし、優秀な専門人材の獲得にも期待いただいています。 DIGINEXT


介護業界の人事評価制度導入には「人事支援サービス」を活用しよう

中小の介護事業所では「介護人材の採用や定着」が経営に直接的な影響を及ぼすため、最優先で本問題に取り組む必要があります。そこで大切となるのが、事業所内の基盤を強固にするための「人事評価制度の導入」です。人事評価制度を導入して魅力ある職場づくりをおこなうことが、介護人材の採用と育成、定着に大きく貢献します。
 
人事評価制度の導入は、外部コンサルサービスの活用が有効です。「従業員の定着が安定していない」「従業員の評価制度が整っていない」「人事部の強化をしたいと考えている」企業にとって、最適な解決手段といえるでしょう。ノウハウを持つ専門のコンサルに依頼することで、法定対応や規程整備の導入支援を請けながら「自社に適した人事評価制度」を導入することが可能です。


 
キューアンドエーは、介護業界の人事機能における「労政分野の最適化や効率化」を実現する「人事制度まるごとアシスト」サービスを提供しています。現状把握から実態に応じた運用設計、ツールの提案など、お客様が自律的に人事評価制度を運用できるようワンストップで支援します。お客さまの既存のメンバーと共にノウハウを蓄積して、最適な人事評価制度を導入し成功に導きます。

スモールスタートで始めやすいように、対応範囲や実施期間によってさまざまなプランを用意。まずは最小プランで始めてみて、状況を見ながら延長や拡大も可能です。介護業界で人事評価制度を導入したい方は、ぜひキューアンドエーにご相談ください。キューアンドエーがお客さまに寄り添い、最適な人事評価制度の導入と運用定着を支援します。


▼人事制度まるごとアシスト
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  人事制度まるごとアシスト|DIGINEXT(デジネクスト) DIGINEXTの人事制度まるごとアシストでは、お客さまの業種・職種・文化に合わせ、法令対応・規程整備から人事制度を設計導入。運用の伴走支援を行い企業成長をご支援いたします。透明性と客観性、納得感のある人事評価制度で中小企業の成長組織を強くする基盤構築をご支援します。 DIGINEXT


キューアンドエー株式会社   坂倉 秀太
キューアンドエー株式会社   坂倉 秀太
複数のコンタクトセンター責任者を経て、キューアンドエーに2018年中途入社。 ICT(「情報通信技術」)に特化したコンタクトセンターとオンサイトサポートをメインに、大手クライアントのインサイドセールスプロジェクト責任者としてデジタル基盤から体制までを一から立ち上げる。 中期計画にて自社事業、提供サービスの展望を望み、 セールス領域で他企業と差別化できるデジタルマーケティング、 インサイドセールス確立を見据えプロジェクトを推進している。